こんにちは、みなです。
今回は「PMS(月経前症候群)と腸の関係」について、
近年分かってきている情報をもとに、少し丁寧に書いてみようと思います。
PMSと聞くと、
「ホルモンの問題だから仕方ない」
「体質だから我慢するしかない」
そう思っている方も多いかもしれません。
でも実は最近、
PMSの感じ方には“腸内環境”が深く関わっている
ということが分かってきています。
この事実は、PMSを「耐えるもの」から
「整えることで変わる可能性があるもの」へと
見方を変えてくれる大きなヒントだと感じています。
目次
・「PMS=ホルモンだけの問題」ではない
・腸は、女性ホルモンの“調整役”でもある
・生理前後に便秘や下痢が起こる理由
・PMSがつらい人ほど腸が乱れやすい背景
・腸を整えることは、周期に振り回されない土台づくり
「PMS=ホルモンだけの問題」ではない
PMSは、排卵後から生理前にかけて起こる
心や体のさまざまな不調の総称です。
イライラ、落ち込み、眠気、頭痛、むくみ、便通の乱れ……
症状も強さも人それぞれ。
これまでPMSは、
「女性ホルモンの変動が原因」と説明されることがほとんどでした。
もちろんそれは間違いではありません。
でも近年は、**そのホルモンを“どう処理しているか”**に
腸が関わっていることが注目されています。
腸は、女性ホルモンの“調整役”でもある
腸内には、数えきれないほどの腸内細菌が存在しています。
その中には、女性ホルモンであるエストロゲンの
代謝や再利用を助ける菌がいることが分かっています。
腸内環境が整っていると、
ホルモンは必要な分だけ再利用され、
過剰にも不足にもなりにくい。
一方で、腸内環境が乱れると、
ホルモンがうまく処理されず、
体内のバランスが崩れやすくなります。
その結果として、
PMSの症状が強く出たり、
生理周期が乱れやすくなることがあるのです。
つまり腸は、
ただの「排泄のための器官」ではなく、
ホルモンバランスを支える重要な臓器だと言えます。
生理前後に便秘や下痢が起こる理由
PMSの時期に、
「急に便秘になる」
「生理が始まると下痢になる」
そんな経験がある方も少なくありません。
これにも、ホルモンと腸の関係が影響しています。
排卵後から生理前に増える
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、
腸の動きをゆるやかにする作用があります。
そのため、この時期は便秘になりやすくなります。
反対に、生理が始まると分泌される
プロスタグランジンは、子宮を収縮させる働きを持ちますが、
その刺激が腸にも伝わり、
下痢や腹痛が起こりやすくなると考えられています。
腸は、ホルモンの影響をとても受けやすい器官なのです。
PMSがつらい人ほど腸が乱れやすい背景
ストレスが多い
睡眠が不規則
食事の時間や内容が安定しない
年齢による腸内細菌の変化
こうした要素は、すべて腸内環境を乱す原因になります。
そして腸が乱れると、
ホルモンの処理もうまくいかなくなり、
PMSの症状をより強く感じやすくなる。
この悪循環に、
無意識のうちに入り込んでいる人も少なくありません。
腸を整えることは、周期に振り回されない土台づくり
PMSを完全になくすことは難しくても、
「感じ方をやわらげる」ことは可能かもしれません。
そのために大切なのが、
日常的に腸内環境を整えておくこと。
・発酵食品や食物繊維を意識する
・水分をしっかりとる
・軽く体を動かして腸を刺激する
特別なことではなく、
“腸が安心できる環境”を整えることが、
ホルモンに振り回されにくい体の土台になります。
PMSは、心の弱さでも、気合い不足でもありません。
体の中からの、ちゃんとしたサインです。
腸とホルモンの関係を知ることは、
自分の体を責めるのをやめて、
やさしく整えていくための第一歩。
そう考えると、
腸活は「便通や美容のため」だけではなく、
女性のリズムと向き合うための習慣だと言えるのかもしれません。




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